35度以上が続く日々
どこの岩に行こうかと、
どうせ暑いなら普段行かない所行ってみるか的な感じで安達太良へ。
ドラミングのHさんと、ちゃんなべと3人でgo。そして今回は泊まりという奇跡。
朝3時頃に出発。
磐梯熱海で降りて7:30頃には駐車場。
暑さを見込んで水4リットルを準備するも気温の低さに嬉しい悲鳴。防寒具を持って来てないドラミングさんは山を舐めていたことをやや反省
滝やら温泉やら、そこら中に落ちてる岩やら、ロケーション良すぎてアプローチ段階で既に満足。
満足したので登らずに帰ろうかと思ったけど、せっかくだからエリアまで行ってみることに。
ボルダー尾根の基部に差し掛かった所、くまさん登場。幸い逃げ去ってくれたけど、以降クマの存在が気になった。
そんな感じでまずはスイカ岩。
スイカsdの1手目止めた後〜二手目止めにはまり始めると
こんなロケーションの良い所でなぜこの岩をトライするのか、というドラミさんの一言。全くその通りと思ったので、早々に次で最後にします宣言をする
一手目持てなくてもじもじしたけどなんとか登れた。それにしてもスタート狭い。
次で最後パワーはすごい。
からの普通の人の岩。
普通の人を登り
アブノーマル。
スタートが核心で、とにかく離陸の左手カチが痛い。ちゃんなべがさらりと登って焦る。
そうこうしてると指皮も削れてきて、敗退ムード
間に柴田ランジで癒されて
指皮も気持ちも限界!というラストトライで登れた。
その後ちょっといい人を登って、少し上のクラックのある岩へ
クラックと左のカンテとクラックの右側のフェイスを登り、更に上の底無しへ
底無しはガバからガバへのランジらしい。
得意系だけど、思いのほか距離があるのと、飛び先がインカットガバなのかフラットガバなのかわからず、中途半端に飛んでしまったosトライ。
案の定、指の腹をガツンとえぐられ落下。
気持ちが折れそうになったニトライ目でなんとか登れた。
安達太良ボルダー 底無し 後日再登した時の動画。
更に上に岩が、沢山見えるので、岩探しをしようかと思ったけど、がっつり藪漕ぎ感があったので諦め、降りながらモカの岩へ。
モカは灼熱。日陰がなくて登ってる時も登ってない時もグッとくる。
灼熱といっても気温は低めで風もあるから全然気にならない。
マシンガントライの末なんとかモカを登り
モカの岩にいた方に教えてもらったカフェモカは敗退した。ちゃんなべは無難に登ってた。
そんなこんなで、気がつけば指皮無し、暑さで岩触ると指痛い。靴履くのが苦痛。という三拍子?が揃いアップが完了した。
やっと向かうのはメインの石の人。
ボルダー尾根から、多分あの岩と目星をつけ、多分この辺からアプローチ!と思ってた所に踏み跡があり、一撃で到達。
日焼けした足に灌木がザクザク当たり、壮絶なアプローチだった。
石の人の前は程よくこじんまりとしたスペースがあって快適。
肝心の石の人は斜めに入ったクラック。印象的なピンチ。限られたホールドにガバではない?リップ。
よくわからないけどボルダー!!感がすごい。
スタートだけでもなかなか悪い。あれやこれやして、左手をクラックにねじ込んでグリッとすると効くことが判明。
なんとか離陸して一手目ピンチをとめるも、イメージと裏腹に次のカチが遠い。重心が上がってないみたいなのだけど、頑張ろうとすると足が抜けたり抜けなかったり。
とらいを重ねるとスタート左手中指にピンポイントで当たる場所があり出血。指が腫れてクラックに指が入らなくなってきた。
トライごとに気持ちを奮い立たせ痛さに耐える。登ることより痛さに耐えることがメインになってきたので敗退。
ムーブといい、ハードさといい、登れてないのにこれまでのベスト初段だと思った。
帰り道、またもや沢の対岸にクマたん。のんびり眺めながら下山。
猪苗代まで移動して宿泊。
爆睡。
安達太良、さいきんのぼられてる?岩以外は灌木が生い茂ってなかなかアプローチが厳しい。恐らく10.20年前に比べて植生が変化してきていて、登れなく?登りづらくなってる岩が多いみたい。
そのうち登れない岩が増えていくのかと思うと複雑だけど、自然に守られて残っていく、いいエリアだと思った。そんな初日