年内になんとか伊舎那天を
という思いで、wたなべとdさんと三峰へ
この日は、風があまり無く、気温もそこそこでコンディション抜群。
アップを上流の方で行う。
結構岩がゴロゴロしていて楽しそう。
程よい高さで下地もよくて、程よいホールドが並んでいる岩をチョイス(この岩だけ沢山チョークがついていて、帰って確認したところ、おそらく家出息子岩?の模様。
良い感じに体を温めて伊舎那天
ムーブは概ね固まってきたつもり、
だけども一手目がハマらなかったり、やっと繋がってきても結局ヒモのクロス、右手中継止めで落ち続ける。
しばらくして、クロスの際、右手の人差し指が重要なことに気がついた。いよいよ最後のピースが揃った感じだけど、既にヨレがきていて登れず。
この日で登るつもりだったためか、最終トライと決めたトライで登れず、なんだか諦めがついた。
感覚を覚えているうちに、なんとしても年内に、と思っていたけど、暫く間を空けても良いかなと。そんな感じで帰路についた。
が、
翌日。気が付けば早く三峰に行きたい衝動。
年内あと1回だけ登りに行くチャンスがありそうなので、なんとか伊舎那天を
仕事納めの日、サクッと終わらせて定時で上がって備える・・・予定が、
ガッツリ残業。しかも仕事を納められず翌日も出ることに。
そんなこんなでバタバタしたけどなんとか三峰へ。
この日は1人で
6時くらいから雨予報。早く湿気が降りてこないといいけど・・・と思いながら突撃。
この時期にしてはかなり気温が高め。
やはり、暖かいと体が動くからかなりいい感じ。そして、なぜか指汗が出ない。絶妙なコンディション。(といっても1度くらい)
この日も上流でアップ。赤っぽい岩で体を動かす。5級くらいと3級くらいのラインを登った。程よくホールドが繋がってて絶妙。
アップ続きで、前に見て気になってた岩。
改めて見て、トライしてみると
めっちゃ楽しい。岩も堂々としてるし、ラインもいい感じだし、なぜトライされていないのか謎。
1〜2手目までの強度が高く、アップにしてはムキになるくらい打ち(1時間くらい)結局登れず。伊舎那天に支障する!ということで敗退した。
で、
いよいよ伊舎那天。
しっかりすぎるくらいアップしたので、体はすごく動く。
やや湿気もある感じでホールド感が凄くいい。
前回確認した人差し指を意識してトライする。
コンディションも相まって、左足足上げまですんなりスルスル成功する。
その先。みぎ手の中継出しの際に、左足が滑り何度か落ちる。
感覚的には、いままで一番のコンディション。絶対これを逃してはいけない!って感じ。
20分くらい?休みを入れてトライ。
今日は一手目を殆どミスすることなく止めることができる。で、左手を送る。
その際左足が滑って一瞬地面とタッチ
でも、体にスイッチが入っていて止められず、一手一手をこなしていく。
左足上げからの中継、左足を意識して気合を入れたらなんとか止まった。その後の飛ばしも。そして、リップ止めてマントル。
・・・登れ・・・た? マントルを返して呆然。
トップアウトしてしまった。左足地面に一瞬着いたな・・・
岩あるある。
登りの助けになったわけじゃないんだから、自分が気にしなければいいのでは?って一瞬考えてみたけど、ひたすらモヤモヤする。モヤモヤというかなんというか
とりあえずモヤモヤしながら岩を降りた。
一回のトライなのに疲労困憊。
ぐったりしながらぼーっと考える。
打ち込んできた限界グレードの課題、もう一度登れるの?そして、疲れきってるこの体で登れるの?というダブルパンチで、誤魔化しちゃおうかと思ったりもしつつ
いやいや、トップアウトしただけで、登れてないでしょ!
10年ぶり?くらいのグレード更新が、こんな登りで良いわけがないでしょ。これで終わらせたらずっとモヤモヤ。というか後悔するなー
ということで、再トライ。
30分くらい空けてトライ。
足が抜けたりしつつも中継を止めて右手飛ばしも成功。
これは押し切りたい!と思うも、リップの中継右手を抑えた所で一気にヨレを感じる。。気持ちで押し切ろうとするも、数センチ届かず落下・・・
凹んだ
けど、まだいけるはず。体を冷やさないように岩探ししたりしながらレストする。
しっかり30分くらい休んでトライ。
かなり追い詰められつつも、不思議と、 登れる という感覚
中継からの一手がギリギリだったけど、なんとか止めて最後のリップ止め。
さっきと同じで一気にヨレが来たけど、これ止められなかったら多分登れないパワー!!で、気合の一手。
なんとか止めて、無事マントルを返した。
もう一度トライして良かったー
登れた嬉しさを一瞬噛み締めて
すぐにマットを畳んでブラシをかけて、アップで敗退した岩へ。
しばらく頑張ったものの、三手目?のカチを抑えるところまで行って敗退。
気がつくと黒い?雲がガンガン流れてくる。
足早に車に戻る。
伊舎那天は、自分にはギリギリの課題で、一手一手コツを確認して、精度を上げて、コンディションが整ってやっと登れた。強烈な一手がないからなんとか登れた。といった感じ。
強ければもっと短時間でガンガン登れてしまうはず。強くなりたい!
しんどい登り返しをこなして、
車に戻ってすぐ雨が降ってきた。すべりこみセーフ。
今日はいいコンディションの中伊舎那天が登れて、雨にも降られなくて、無事に2020年の運を使い切ったみたい。
来年も頑張ろう